上下顎前突症例

 

こんにちは。仙台東口矯正歯科、歯科衛生士の鈴木です^^

今回は久しぶりに、許可をいただいた当院の実際の患者さんの治療の様子をお写真でご紹介します!

 

初診時のお写真です(2021.11.30 15歳女性)

 

 

主訴(患者さんが気になっているところ)は、”上の前歯が出ているのと、下の歯のデコボコが気になる”でした。

平均的な数値と比べて上下の口元が出ていたので、診断結果は上下顎前突でした。

上野4番目の歯と下の5番目の歯を抜いて、表側に矯正装置を付けて治療をスタートしました。

 

治療開始時のお口の中の写真です。(2022.2.26)

歯を抜いたその日にワイヤーを付けたので抜いた所が痛々しいですが、痛みはほとんどありません。数日で傷口は治まります。

 

 

 

この患者さんは歯のデコボコがそんなに強くなかったので、半年くらいで硬いワイヤーになりました。硬いワイヤーになったらいよいよ歯を抜いたところの隙間を閉じ始めます。

矯正用アンカースクリュー(ネジ)を入れて1か月定着を待ってから、ちょっと見えにくいですが黄色の矢印で示した、”ネジ”とワイヤーに付いている”フック”とを、透明なゴムをかけて歯を抜いたところの隙間を閉じていきます。

 

この間も、大体1か月ごとに来院していただき、上記の透明なゴムの交換をして、患者さんにはご自身でやっていただくゴムかけ(過去の記事参照)をしていただきます。半年ほどで隙間が閉じたのでレントゲンを撮影して、歯の根っこの向きが正常かを確認し、数本付け直しが必要だったので付け直してまた細いワイヤーにして再度並べ直しをしました。歯の根っこの向きを正しくせずに矯正装置を外すと、後戻りの原因にもなるので当院ではこの細かい所もこだわって治療しています。

 

そこからさらに半年ほどかけて微調整をして2024.3.23に矯正治療終了しました。治療期間は2年1か月でした。

 

口元の印象もこんなに素敵になりました^^ 笑顔がさらに輝いています☆

 

 

現在は今の歯並びを留めておくための透明なマウスピースを付けて生活していただいています。これからもこの良い状態を保っていけるよう定期観察させていただきます!

 

上下顎前突症の方は、口を自然に閉じられない方や、思い切り歯を出して笑えない方が多いと思います。

この記事を読んで、自分もこの患者さんのようなすっきりした口元と素敵な笑顔を手に入れたいと思われましたら、ぜひ当院に初診相談へお越しください。

 

最後になりますが、この記事を書くにあたり快諾してくださった患者様に感謝申し上げます。