舌側矯正

歯の裏側に装置をつける舌側矯正

「器具をつけているところを人に見られたくない」という方が快適に治療を受けられるように、
できるだけ目立たない装置を使用しています。

カスタムメイド型舌側矯正装置
完全オーダーメイドの舌側矯正装置

インコグニート

オーダーメイドの超薄型ブラケットなので、一人ひとりの歯にぴったりフィット。装着したときの違和感が軽減されます。
ブラケットとワイヤーは、治療のステップに合わせて精密に加工して準備。1回あたりの治療時間が短縮されます。
ブラケットは高純度の金合金製なので、金属アレルギーの心配が少なくなります。
また、器具は歯の曲面にぴったり沿っているので、従来の舌側矯正よりも外から装置が見えません。
そのほか、虫歯になりにくいというメリットもあります。

  • オーダーメイドの超薄型ブラケットで違和感を軽減
    オーダーメイドの超薄型ブラケットで
    違和感を軽減
  • 厚みがほとんどなく、発音の障害は従来のものに比べ大幅に改善
    厚みがほとんどなく、発音の障害は従来のものに比べ
    大幅に改善

舌側矯正【フルリンガル】

フルリンガル
23歳成人女性 E.E様 症例(治療期間2年1か月)治療費用の目安(110万~140万) ※治療費用は症状により異なります。 
非抜歯

主訴:歯の凸凹が気になる なるべく目立たない装置で治療したい

【矯正治療のリスク・副作用について】

なるべく目立たない装置を希望されていたので、検査、診断の結果、上下とも舌側にブラケットをつけての治療を選択しました。上顎前歯部の前突感が強く、上顎前歯の舌側移動距離が大きかったため、上顎前歯部の歯根吸収および歯肉退縮が発生するリスクが懸念されました。事前説明をおこない、可能な限りゆっくりと、弱い矯正力での舌側移動により歯根吸収、歯肉退縮が発生するリスクが低くなるように矯正治療を行いました。

治療前
  • 治療前:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】
  • 治療前:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】
カスタムメイド型舌側矯正装置装着時
  • カスタムメイド型舌側矯正装置:【フルリンガル】
  • カスタムメイド型舌側矯正装置: 【フルリンガル】
治療後
  • 治療後:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】
  • 治療後:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】

製造過程

 1. ドイツの特別な製造所へ、シリコンでとった歯型を送る。

1. ドイツの特別な製造所へ、シリコンでとった歯型を送る。

2. 完成した整った歯列を、高解像度の光学3Dスキャナーでスキャニング。

2. 完成した整った歯列を、高解像度の光学3Dスキャナーでスキャニング。

3. 患者さまの歯に合わせてカスタマイズされた矯正装置(ブラケット)を、コンピューターで設計する。

3. 患者さまの歯に合わせてカスタマイズされた矯正装置(ブラケット)を、コンピューターで設計する。

 4. 高性能ラピッド・プロトタイピング・マシーンを用いて、一連のバーチャルなブラケットがアナログのワックスに置き換えられる。その後、鋳型が作られ、金合金で鋳造される。

4. 高性能ラピッド・プロトタイピング・マシーンを用いて、一連のバーチャルなブラケットがアナログのワックスに置き換えられる。その後、鋳型が作られ、金合金で鋳造される。

5. ブラケットは表面処理され、装着用のトレーがつくられる。このトレーは、患者さまのすべての歯に、ブラケットを正確に接着するための型となる。

5. ブラケットは表面処理され、装着用のトレーがつくられる。
このトレーは、患者さまのすべての歯に、ブラケットを正確に接着するための型となる。

6. 治療の進行に従い、特別に設計されたアーチワイヤーが順次交換される。これにより、歯が正しい位置に移動する。
治療に必要不可欠となる正確な形状のアーチワイヤーが、ブラケットの位置のデータに基づいてロボットにより製作される。ロボットはコンピューターで制御しており、データから正確なアーチワイヤーをつくり出す。

7. でき上がったブラケットを装着し、ロボットがコンピューターの指示通りに屈曲させたワイヤーをつけていく。<br>ブラケットが装着されると、最初の1、2週間で治療の進行を確認することができる。

7. でき上がったブラケットを装着し、ロボットがコンピューターの指示通りに屈曲させたワイヤーをつけていく。
ブラケットが装着されると、最初の1、2週間で治療の進行を確認することができる。

CAD/CAMシステムによりカスタムメイドされた舌側矯正装置

より精度が高い舌側矯正装置で、少し装置の厚みがあります。従来の舌側矯正装置と比較すると、ブラケットのサイズが全体的に小さいため、装着中の違和感が改善されています。また、ワイヤーなどで装置に縛りつけないため動きがよりスムーズです。さらに、汚れがたまりにくく、虫歯になるリスクが低くなりました。

舌側矯正装置
  • 舌側矯正装置
    ミリング(削りだし)で作るため、より精度が向上。その一方で、ブラケットの大きさが若干厚くなっている
  • 舌側矯正装置
    動きがスムーズになり、弱い力で大きな移動をすることができる。シャッターが開閉してワイヤーを留めるため、虫歯になりにくい。

凸凹歯(大人通常)【ハーフリンガル・インコグニト】【抜歯症例】

25歳女性症例 (治療期間2年3か月)治療費用の目安 130万円~150万円 ※治療費用は症状により異なります。
主訴:凸凹歯

上顎に重度、下顎に中等度の叢生(歯の凸凹配列)が存在したため、上下顎小臼歯の便宜抜歯を行い、配列を行いました。上顎には、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置、下顎には、通常の頬側ブラケットを使用しました。

【矯正治療のリスク・副作用について】

上下顎の重度の叢生が存在しました。叢生を改善する場合に下顎前歯部の歯肉退縮が発生するリスクが予測されたため、歯肉退縮のリスクを事前説明してから治療を開始しました。下顎前歯部には、叢生改善後に、ブラックトライアングルが発生したため、下顎前歯部の隣接面削合をおこない歯肉退縮によるブラックトライアングルを緩和しました。

治療前
治療開始より1年後
治療後
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