歯科衛生士と患者の立場両方の面から見たインビザライン治療

 

 

仙台東口矯正歯科の鈴木です。2年前にインビザラインでの矯正治療を始めました。インビザラインとは、アライナーと呼ばれる透明なマウスピースの装置での矯正です。歯に細かい動きをさせるために、アタッチメントと呼ばれる白いポッチのようなものを付けます。アタッチメントの大きさや付ける場所は、その人によって違います。

3Dスキャンの機械を使ってお口全体をスキャンしてそのデータをアメリカの会社に送ると、ゴールの歯並びになるまでのアライナーが何枚も送られてきます。それを決められた日数で患者さん自身で交換していきます。大抵は1回のスキャンでは予定通り並びきらないので、全部使い切ったタイミングやDr.の判断で再スキャンをして最終的なきれいな咬み合わせができるまでそれを繰り返します。

今日はそのインビザラインについて、歯科衛生士としての立場と患者としての立場両方の面からお話いたします。

 

 

【痛み】

痛みは無いとは言いませんが、ブラケットの治療よりは少ないです。アライナーを交換して最初の2・3日は少しの痛みがありますが、あとは慣れます。当院の患者さんで強い痛みを訴える方はおりません。

 

 

【飲食】

お食事の際はアライナーを外すので制限は無くなんでも食べられます。

基本的に付けたままの飲食はしません。むし歯や破損の危険性があるからです。アライナーを付けたままお水やお茶などは大丈夫ですが、糖分の入ったものはそのままにしているとお砂糖のパックになりむし歯になってしまいます。なにかを食べたり飲んだりする時はアライナーを外すよう心がけましょう。

それでもやはり、付き合いでちょっと食べたり飲んだりしなければいけない時はやってきます。食べ物も食べられないわけではないですが、歯磨きのできるタイミングで外してしっかりときれいにしましょう。

 

 

【付け外しの仕方】

アライナーは指で簡単に付け外しをすることができます。最初に歯科衛生士が患者さんに付け外しをご指導しますので心配はいりません。一つ特徴的なこととしては、装着した時に“チューイー”というものを全部の歯でまんべんなく噛んでアライナーをよりフィットさせます。アライナーを交換した3日間は20分噛んで、あとの日は5分噛むようにします。最初のうちは結構噛み応えがあるのですが、1週間も噛んでいるとだんだんへたってきます。へたってきたら新しいものに交換します。20分って長いように感じますが意外とあっという間で、ついつい長い時間噛んでしまいがちです。顎が疲れたり痛くなったり、チューイーが早くダメになる原因になるので時間は守った方が良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【装着時間】

インビザラインの大きな特徴としては、自分で取り外しをすることが可能です。この部分だけ聞くとすごく良いものに聞こえますが、逆をいうと、付けていないと動きません。推奨は22時間以上といわれています。ご飯と歯磨きの時以外は付けていなくてはなりません。

「全然できそう~」と患者さんはよくおっしゃいます。わたしもそう思っていました。ですが始めてみると、飲み会や外食など、一度外したらすぐに付けられない場面がいくつかあります。

“飲食をしたら歯磨きをしてからアライナーを付けましょう”

こう言われているから、出先で飲食した後すぐに歯磨きができず付けられなかったという患者さんが多くいらっしゃいます。この時の対策は2つ。

  • 歯ブラシを持っていって、お手洗いなどで歯磨きをしてからアライナーを付ける
  • そのままアライナーを付ける

 

  • は最初は抵抗があるかもしれません。ですが、装着時間が減るよりはずっと良いです。一食食べてそのままぐらいではむし歯にはなりません。時間の取れる時に歯磨きすれば良いのです。ただこの場合、歯だけではなくアライナーにも汚れが付くのでしっかりと洗浄しましょう。

 

治療が長くなってくると、逆に付けていない方が違和感・不安です。わたしは基本的には歯ブラシを持って行って磨いてから付けるようにしています。

 

 

【お手入れ】

アライナーは歯ブラシでよく洗います。その際は、歯磨き粉は付けずお水だけでOKです。アライナーをよく見ると、白い汚れが付いているのがわかります。これはそのままにしていると臭いの元になるのでよく洗うことが大切です。専用の洗浄剤も売られているのでこれも併用するとなお良いです。

また、外した時は専用のケースに入れます。よくあるのが、出先で紙ナプキンにくるんでそのまま捨ててしまったり、忘れてしまったりなどです。わたしも今までに2回、ケースを忘れて紙ナプキンにくるんだまま忘れました!!笑 取りに戻るのがすっごく恥ずかしいので気を付けましょう。笑

 

 

 

【失くした・壊れた時】

失くしてしまった・壊れてしまった時は何も付けないでいると歯並びが崩れてしまうので、歯科医院に連絡し、来院するまでは一つ前のアライナーを付けます。そのため、一つ前のアライナーは常に持っていると良いでしょう。

 

 

以上のことができそうと思ったら、ぜひインビザラインをおすすめします!普段の生活はもちろん、写真もとても目立ちにくいです。自分で交換していくので達成感ややりがいもあるのではないかと思います。矯正治療をして、「歯並び綺麗ですね」と言われることがこんなにも嬉しいことなのだと知りました。大変なことも多いですがその分綺麗になった時の感動は大きいですよ^^